【エギ工房】で誰でも簡単に作れるエギ(作業編) ~工作物語~
月と海の部屋へようこそ!!
前回に引き続き『エギ作成』です。
前回のおさらいですが、㈱ナカジマの【エギ工房】パーツをそろえてエギを作成する為に必要なものまでご紹介し、ざっくりとした作業工程までご紹介いたしました。
前回の記事は↓ ↓ ↓
今回は 実際に作るところからお届けいたします。
では後篇行ってみましょう~
位置の把握
ボディには目を付ける位置やシンカーなどを取り付ける位置に最初から加工してあります。布を貼ってしまうと分かりにくくなってしまうので作業前に取り付け位置を確認しておくといいですね。
今回私は、簡単に絵を描いて位置を把握する事にしました。
果てしなく適当な絵ですいません(謝)
ボディは2個入りのですので、使用していないものがあればそれを確認しながらでもいいと思います。
布貼り(下布)
まずは下布をボディに貼りつけしていきます。今回の下布は金色を選択しました。
では早速ですが、ボディ全体に「スティックのり(布用)」を塗布していきます。塗り終わったらボディの背中側を布の上に置きます。
続いて布を持ちボディを包み込みます。この時、布を伸ばしてしわにならないよう貼りつけていくのがコツですね。
包みこんだら片方ずつ、腹側にある切れ目に「ヘラ」を使い布を押しこんでいきます。結構入れずらいのですが、強引に入れ込んでいきます(笑)
薄いヘラを使うと、作業が楽かもしれませんね。
しっかりと布が入ったら、ハサミを使い余分な布をカットして半面が終了です。もう半面も同様作業をして下布の取付が終了です。
布貼り(上布)
続いて上布を貼りつけしていきます。貼りつけ方は下布を貼りつけた要領と同じです。ここで難しいのは腹側の切れ目に布を押しこむ事です。
下布が既に入って狭くなっているので入れにくいですが、しわにならないよう慎重にしながらも強引に入れ込みました(笑)
布調整
下布・上布を張り終えたら布の最終処理を行っていきます。
ここからはエポキシ接着剤を使って処理しますので、パレット(私は段ボール使用)と爪楊枝を用意します。2液混合タイプですので、パレットに使用する分を出して爪楊枝で混ぜ合わせます。
接着剤の準備が終わったらお腹部分の布を入れた切れ目に、2液混合したエポキシ接着剤を使い布がでてこないように切れ目を埋めます。シンカー取り付け位置部分を埋めないように注意しながら、爪楊枝で切れ目をなぞりながら埋めていくイメージで作業していきます。
埋め込んだら、30分程度硬化するのをまって埋め込みは終了です。
続いてアイ(スナップ取付金具)の部分ですが、まだ布に覆われて見えない状態ですのでここを処理していきます。アイとボディの付け根部分にPEラインで縛り、エポキシ接着剤で縛ったPEラインを固めていきます。
しっかり固定できたら、アイが見えるように余計な布をカットしました。
これで布の最終処理(シンカー取付部はまだですが)は終了です。
ここまでくれば、70%が終了したような気分になれます(笑)
シンカー取付
シンカーの取付ですが、まずは接着剤を付けずに取付を試みましたが、布が入り込んでいる為にシンカーが入りません。ですので、シンカー取付部の布を「デザインナイフ」を使ってカットしました。
カット後はシンカーがしっかり入る事を確認したら、エポキシ接着剤を付けてシンカーを取付します。どうしても入りにくければ、ペンチなどを使い強引にいってもいいかもしれませんね。
取付後はこんな感じで着々と完成形が見えてきます。
羽根取付
続きまして羽根を取付しました。
ボディの羽根取り付け位置にあいている穴の場所に爪楊枝を差し込んで、布から穴が見える状態にします。
その穴に羽根を差し込み、爪楊枝にエポキシ接着剤をつけて爪楊枝も差し込みます。差し込んだツラで爪楊枝を折り、羽根の固定をします。
両方羽根取付が終了したら、好みの長さにカットして終了です。
作業工程では目玉取付を先に書いていましたが、個人的事情で羽根を先に取付しています。しかしながら、目玉を先に取り付けたほうが(羽根が邪魔になるので)圧倒的に楽です。
目玉取付
前述しましたが、目玉がまだついていません。
その理由ですが、目玉シールを購入していなかったからです。
なぜ購入していないかと言うと、2.5号ボディの目玉サイズが分からなかった為です。測ってみると5mmでした。
サイズが分かったので購入しようかな~とも思いましたが、私マテが出来ません(笑)
という事で、羽根と一緒に入っていた蛍光タイプの目玉を取付しました。
同封されている釘で打ち込んでいます。
思ったよりいい感じになりました!!
カンナ取付
最後にカンナを取付します。
テール部分の余分な布を切り、カンナ取付部を露出させてから取付ます。
切断部の布はほつれる可能性があるので、エポキシ接着剤で固めています。市販品のエギのように伸縮チューブ取り付けてほつれ防止してもいいかもしれませんね。
カンナを取り付けたらすべての作業終了です。
思ったよりいい感じに作る事が出来ました!!
まとめ
いかがだったでしょう。
作ったエギだからか、釣れる気しかしません(笑)
ちなみにもう一個も作ってみました。
レッドヘッド風です(笑)
簡単に作れる上にエギの構造が学べます。
興味がある方は作ってみてはいかがでしょうか。
早く実践して使ってみたいな~
と思いつつ今夜はこの辺で
お休みなさい
MS