釣具のプライヤーを整備してみた ~DIY物語~
月と海の部屋へようこそ!!
本日は、プライヤーの整備をしてみました。
ラインを切ったり、魚をつかんだりと釣行に欠かせない道具ですので、いざ使おうとした時に「壊れてるじゃん!!」となると非常に困ります。いくら壊れにくいといっても海で使用する為、多少なりともサビが発生してきます。そういったサビを放置していると動作不良の原因になるのです。定期的に確認することや維持メンテナンスって結構大切なんですよ。
私の使用しているプライヤーも例外ではなく、多少のサビが発生し動作が鈍くなってきました。そんな錆を落とし、動作が滑らかになるように整備してみましたので紹介してみます。
それでは行ってみましょう~
不具合か所の確認
プライヤーのどこに不具合が発生しているのかを確認します。
下の画像を見て下さい。
右側の画像は、見ての通りステンレスの部分より数か所サビが発生していますね。
また、左側の画像に注目してみてください。何か違和感がありませんか?
プライヤーを握っていない時は刃が開いているはずなのに、中途半端にしか刃が開いていないですよね。はい、固着気味です。
では早速整備してみましょう。
錆の落とし方
まずは、余計な油分を落とすためにパーツクリーナーを使ってプライヤーを清掃します。パーツクリーナーを噴きかけて柔らかい布などで拭きます。パーツクリーナーはあくまで油汚れを落とすのが目的ですので、サビは落ちません。
では何を使って落としたのか・・・それは・・・
こちらです。
車補修用の『コンパウンド』。今回はこれを使ってサビを落としていきます。
(サビを拭き落とすのではなく、削って落とすという方が正解ですね)
これはホームセンターで販売がありますので、1つ持っておけばかなり便利です。
この『コンパウンド極細』を少量プライヤーに直接つけ柔らかい布で磨いていきます。本当は、柔らかい布にコンパウンドを付けて、サビが発生している箇所を磨くのが正しい方法ですが、今回は直接プライヤーにつけてから磨きました。
磨き終わったプライヤーですが、
どうでしょう。新品同様、ステンレスの部分が光り輝くようになりました。
このコンパウンドは石油系の溶剤が使用されていますので、磨きが終わったら、パーツクリーナーを使い脱脂してサビ落としは終了です。
CRC塗布
次に、固着を直していきましょう。固着を直すのに使う物はこちらです~
今回はこの『KURE CRC 5-56』を使いました。
CRCは、潤滑性・撥水性・防水性・サビ止めの効果が見込める大変便利な一品です。
こちらについてもホームセンターで販売があり1本持っておけばかなり便利ですよ。
話を戻しますが、このCRCを塗布していきます。塗布する個所ですが、潤滑してほしい個所にシュッとスプレーすればOKです。防水目的ならステンレスの部分全体にスプレーしてもいいと思います。
私のプライヤーには、潤滑が目的ですので刃の付け根の部分とリングの部分に塗布しました。
塗布したら、余分なCRCを軽く拭き取り、プライヤーを数回開け閉めしてなじませていきます。この時に、サビが出てくるようでしたら柔らかい布でふき取ればOKです。
これで、動作が良くなりました。開閉にもっさりした感覚もなくなり、固着気味も解消されたので終了です。
まとめ
いかがだったでしょう。
今回のプライヤーですが、サビが取れ、動作も良くなったので整備成功です。
CRCとパーツクリーナーがあれば大体何でもできるなと感じました(笑)大切な道具ですので愛着を持ってメンテナンスするのも良いものですよ。
このプライヤー、かなり長く使っていますが本当にいいプライヤーです。
本日はここらへんでお休みなさい。
MS